「洗顔のあとに顔が赤くなる」「髭を剃るとヒリヒリする」「頬の赤みがなかなか引かない」。
肌の赤みが気になっても、何を変えればよいのか迷いますよね。
赤みには、摩擦や乾燥、肌に合わない化粧品、日焼けなど、さまざまな原因があります。ニキビや皮膚の病気が関係する場合もあり、赤いという見た目だけで原因を決めつけることはできません。
この記事では、男性の生活で見直したいポイントと、赤みが気になるときのケアを紹介します。
肌が赤く見えるのは、なぜ?
炎症が起きたり、皮膚の血管が広がったりすると、肌が赤く見えることがあります。運動や入浴のあとに一時的に赤くなることもあれば、刺激や肌トラブルによって赤みが続くこともあります。
肌の表面には、水分を保ち、外からの刺激を防ぐ「バリア機能」があります。この働きが低下すると、肌が乾燥しやすくなり、摩擦や化粧品などの刺激を受けやすくなることがあります。
ただし、赤みの原因がすべてバリア機能の低下というわけではありません。赤みが出る場所やタイミング、かゆみ・痛みの有無も確認しましょう。
原因① ゴシゴシ洗顔や洗いすぎ
「毛穴の汚れを落としたい」と、力を入れて顔を洗っていませんか?
強くこすると肌への刺激になります。洗顔後にタオルでゴシゴシ拭くことも、見直したい習慣です。洗いすぎによる乾燥も、肌がつっぱったり刺激を感じたりするきっかけになります。
洗顔は、泡立てるタイプなら泡を作り、手に力を入れずやさしく洗いましょう。ぬるま湯で十分にすすぎ、清潔なタオルを軽く押し当てて水分を取ります。
「男性用」「ニキビ用」「固形石けん」といった分類だけで、肌に合うかは判断できません。使ったあとにつっぱる、ヒリつく、赤くなる場合は、洗い方と商品を見直しましょう。
詳しい手順は、洗顔の基本の記事で紹介しています。
原因② 髭剃りによる刺激
髭剃りのあとに口まわりや顎が赤くなるなら、剃り方が刺激になっている可能性があります。
カミソリを強く押し当てる、何度も同じ場所を剃る、無理に深剃りする。こうした習慣は肌への負担になります。
剃る前には肌と髭を濡らし、シェービング剤を使って滑りをよくしましょう。髭の生えている方向に沿って、軽い力で剃ることを意識します。道具は清潔に保ち、刃の交換は製品の案内に従ってください。
剃ったあとは、刺激を感じない保湿剤でケアします。赤いブツブツや痛みが繰り返す場合は、皮膚科に相談しましょう。
原因③ 肌に合わない化粧品
化粧水や美容液を使ったあとに赤みやかゆみが出る場合は、その商品が刺激になったり、かぶれを起こしたりしている可能性があります。
「ヒリヒリするのは効いているから」と我慢して使い続けるのはやめましょう。赤みや刺激が出た商品は使用を中止します。
高価な商品や人気の商品でも、すべての人に合うとは限りません。「オーガニック」「無添加」「敏感肌向け」という表示も、刺激が起こらない保証ではありません。
新しい商品は一度にいくつも取り入れず、一つずつ試すと肌の変化を確認しやすくなります。自分が無理なく買い続けられ、刺激を感じずに使えるものを選びましょう。
原因④ ニキビや皮膚の病気
ニキビに炎症が起きると、その部分が赤くなることがあります。気になって触る、潰す、強く洗うといった行動は控えましょう。
また、かぶれや湿疹、脂漏性皮膚炎などでも赤みが出ることがあります。頬や鼻の赤み、ほてりが繰り返す場合には、酒さ(しゅさ)という病気が関係していることもあります。
赤みがあるだけで酒さと判断することはできません。原因によって必要な対処が異なるため、長引く赤みを化粧品だけで解決しようとせず、皮膚科で確認しましょう。
原因⑤ 紫外線や日焼け
外で長時間過ごしたあとに赤くなり、熱っぽさや痛みを感じるなら、日焼けが原因の可能性があります。
普段から、肌に合う日焼け止めと帽子、日陰などを組み合わせて、紫外線を浴びすぎないようにしましょう。
日焼け止めは、使用する場面に合う防御力と耐水性を選びます。汗や水に強いものが必要な場面もあるため、「落としやすいものだけがよい」とは限りません。落とし方は商品ごとの表示に従い、強くこすらず落としましょう。
日焼け止めでヒリつく場合は無理に使い続けず、帽子や日陰も活用し、必要に応じて皮膚科へ相談してください。
選び方は、日焼け止めの基本の記事で紹介しています。
熱いお風呂や辛い食べ物も、赤みのきっかけになる?
熱いお風呂やサウナ、辛い食べ物、熱い飲み物、飲酒などのあとに、顔が赤くなる人もいます。酒さのある人では、これらが症状を悪化させるきっかけになることがありますが、何に反応するかは人によって異なります。
すべてを一律に避けるのではなく、「何をしたあとに赤くなるか」を確認しましょう。入浴後に赤みやほてりが強くなるなら、お湯を熱くしすぎない、長湯を控えるなど、自分の反応に合わせて見直します。
シャワーも、温度や水圧を上げすぎず、顔をこすらないようにしましょう。ファインバブルという仕組みだけで、肌に悪いと決めつける必要はありません。
赤みが気になるときは、ケアをシンプルに
赤みを何とかしようとして美容液やパックを追加する前に、普段のケアによる刺激を減らしましょう。
- 洗顔やタオル、髭剃りの摩擦を減らす
- 赤みやヒリつきが出る商品は使わない
- スクラブやピーリングなど、刺激になるケアは控える
- 洗顔後は、刺激を感じない保湿剤をやさしくなじませる
- 肌に合う日焼け止めや帽子で紫外線対策をする
保湿は、化粧水・美容液・乳液をすべて揃えることが目的ではありません。肌の乾燥具合と使用感に合わせて、続けやすいものを選びましょう。
肌荒れ防止の有効成分を配合した医薬部外品でも、赤みの原因となる病気を治療する薬とは異なります。「この成分を塗れば赤みが治る」と考えず、使用中の肌の状態を確認することが大切です。
保湿アイテムの役割は、保湿の基本の記事で紹介しています。
赤みが続くときは、皮膚科に相談しよう
ケアを見直しても赤みが引かない、繰り返す、かゆみや痛みがある場合は、皮膚科に相談しましょう。急に赤みが広がる、強い腫れや痛みがある、水ぶくれができる場合も、早めの受診が必要です。
相談するときは、赤みが出始めた時期、使っている化粧品、髭剃りや入浴との関係などを伝えると役立ちます。状態が変化する場合は、写真を残しておくのもよいでしょう。
肌の赤みには、さまざまな原因があります。まずは日々の刺激を減らし、肌に合ったケアを続けること。長引く場合は、一人で判断せずに相談することが大切です。
編集:ハダビギ
編集・広告掲載方針
